■ Cartifact: Downtown Los Angeles Homeless Map

ロサンゼルスのホームレス分布をマップ化したサイト。
時系列によって分布の変移が視覚化されている。
2006年の11月から現在で半年弱なので定量的な結果はまだ見えてこないが、短期間で意外に増減している。
季節や景気動向によっても変化しているのだろう。
右下には男女比やテントか段ボールハウスかなどの数も調査していることがわかる。
Cartifact: Downtown Los Angeles Homeless Map
調査はLAPD(ロサンゼルス警察)が行っているようだが、
サイトはインタラクティブ地図の製作会社のコンテンツのようだ。
cartifact
■ PARK(ing)

路上のコインパーキングを公園にするプロジェクト。
駐車場(Parking)と公園(Park)をかけたネーミング。一見すると駄洒落のようだが他のプロジェクトでは、カフェテラスでテーブルの上で寝転んだり、街中で凧あげをする"COMMONspace"というプロジェクトもあり、パブリックスペースを個人で占有する戦術は一貫している。
RABORというクリエイティブユニットの作品。
PARK(ing)
日本では2000年に美術家の増山士郎の「合法駐車」という路上パーキングを使った作品がすでにある。
■ 東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム

東 浩紀, 北田 暁大 / 日本放送出版協会
見知らぬ場所を訪れたとき、コンビニに入って妙に落ち着くことはないだろうか。
どこにでもあり、最高ではないが一定の水準でサービスを保つコンビニやファミレス、そしてジャスコのような大型スーパー。本書ではこのような商業施設が浸透していく都市を「国道16号線的」「ジャスコ的」というキーワードで批評していく。
足立区、青葉台、西荻窪、東雲という東京周辺の具体的な街から、対談形式で進められていく。一見、東京論かと思いきや、日本全体で進行しているの都市/郊外/地方論である。
ジャスコ化していく東京を新しい可能性として肯定するのか、下北沢的な個性の街が失われていくことに抗うのか。
追記
世代によって都市が棲み分けられているというくだりは妙に納得。例えるならば、おばあちゃんの原宿:巣鴨とか。
子供が生まれたという東氏だが、車で移動できて、おもちゃ売り場やプレイランドが併設されている郊外型スーパーと子供のいる家族の親和性は高い。ならば1971年生まれの著者二人が未だに渋谷への幻想を抱いていたら、少し寒い。
ジャスコのようなスーパーがいつ頃から複合的な商業施設になっていったのかも気になるところだ。
もうひとつ。下北沢のような魅力的な街が失われていく時に、バリアフリーや防災などの人間工学的な見地によるところが大きく、それに対して猥雑なサブカル的風景の魅力が説得力を持てないという。その風景を保存することは、「美しい景観」などという特定の価値観(ヨーロッパの都市モデル?)に基づいた景観論争と変わりないのかもしれない。
地元の人々は災害に弱く醜い街を変えたいという思いから再開発を望み、一方、その街に愛着を持った訪れる人々はその風景を守りたい。ここまで単純な図式ではないだろうが、風景あるいは都市に対して無自覚なまま、地権者の意志に最終的な決定権があるのか、公共と私有の境界線を再考する必要があるのではないか。
コンビニの便利さとロードサイドシティの光に魅了され、同時に下北沢や渋谷に引きつけられる。
結論は保留のまま、もう少しこの場で考えていこう。
■ Francis Alys

もっとも原始的な空間の作り方は地面に描かれた線かもしれない。やがてその線は領域をつくり、建築的な壁になったり国境のようなテリトリーとなっていった。
歩くことを作品にするアーティストであるフランシス・アリスはDavid Zwinerギャラリーの個展で、グリーンラインと呼ばれるイスラエルとヨルダン川西岸を分離する国境線を実際の土地に描くプロジェクトを発表している。
緑色のペンキが入った缶に穴をあけ、グリーンラインに沿って文字通り緑色の線を描いていく。流れ落ちる曲がった細い線は素朴な絵画のようなランドアートでもあるし、1948年から横たわる境界線をあえて描き直す政治的なものでもある。
フランシス・アリスのほかの作品としては
fogless: exhibition: Francis Alys
や
メキシコのホームレスを地面レベルから撮影した
Sleeper
などがある。
■ Parkour craze reaches new heights
Youtubeなどでよく知られるようになったパルクール。
道具を使わずに身体のみで、建築物を縦横無尽に駆け巡る様子は、衝撃映像として受け入れられる一方、近代建築や都市を身体で批評する行為としてもとらえられている。

BBCの都市特集でパルクールが取り上げられ、いままで映像では把握できなかったスケール感が視覚化されている。内容は少し物足りない気もするが、彼らが2.5m(おおよそ日本の住宅の天井高くらい)の屋根まで、向かい側の壁や車止めのポールを使って軽々と駆け上がっていることがわかる。
それぞれの動作にもTicTac、Cat leap、Landing rollなどの名前が付けられている。
BBC NEWS Parkour
■ Guys Skis Down Tube Escalator
都市空間を滑走するのはスケボーだけではないらしい。
スキーでエスカレーターを直滑降
via GIGAZINE
追記
ニュースで話題になっていました。ロンドンの地下鉄のようです。
良い子は真似をしないように。
■ Urban curators

町中で開催されるアートイベントを見に行くと必ず感じることがある。
出展されている作品を探しながら町を歩いていると、作品以外の些細な町のエレメントがアート作品のように見えてくるのだ。
このようなイベントが、美術館というフレームから外れたアートと町の関係だとすると、アーバンキュレーターは額というフレームによって町を切り取り、日常を作品化するプロジェクトだ。
Urban curators
■ NIKE SkateBording - Tennis編(CM)
What if we treated all athletes
the way we treat skateboarders
もしアスリートみんながスケートボーダーのように扱われたら、、
1997年のNIKEのCM。
夜のテニスコート、そこにやってきた警官。テニスをやっていた男女は「畜生!」とラケットを投げる。警官:「ここはテニス禁止だぞ!」壁やネットにはテニス禁止の文字が、、
視点を逆にしてみると、パブリックスペースはスケボにとっての「公式なコート」なんだということが理解できる秀逸なCM。
ほかにもゴルフ編などがある。
■ omnivisu
街角に設けられたアーケードゲームのような覗き窓。
しかし、それを覗いてしまったら、omnivisuの作者の思うつぼである。

実は覗き窓のなかにカメラが仕掛けられていて、近くの高層ビルの展望台に設置されたプロジェクターに、興味津々の自分の目が映し出されてしまうのだ。
場所はベルリンの壁がかつてあった場所。冷戦時は常に東西の衛兵の監視下にあった場所である。
omnivisu
■ animals on the underground
地下の動物と言ってもドブネズミのたぐいではなく
地下鉄の路線図をなぞって描かれたかわいい動物たち。

地下鉄の路線図はとても奇麗なので、たまにデザインやアートのモチーフとなる。
実際の物理的、地理的な実態から離れてアイコン化している。
なかには"のまねこ"のように見える動物もいるからおもしろい。
TシャツなどのグッズからPCの壁紙もダウンロードできる。
animals on the underground