外部なき地方都市

On 2005/08/23 by Urbaning

【この記事は19年以上前のものです。情報が古い場合があります。】

新潟にはエクステリアがない。
新潟県某市のM家は300m先の郊外型商業施設に行くにも車を使う。
地方=自然で溢れている=自然に触れあう、みたいなベタな図式は
思いっきり覆されている。

これはおそらく一家族に限ったことではないようだ。
中越地震では多くの家族が車に避難して生活していた。

家→車→会社→車→家
家→車→店→車→家

偏見にまみれて、さらに飛躍すると、
ロードサイドシティにエクステリアはない。
これが新しい都市の姿なんだ。

聞いたところによると、デートも
家→ファミレス→ラブホテル→家 だったりするそうだ。
ちなみに新潟大学は全国の大学で同棲率が2位(1位は筑波)
理由は「遊びに行く所が無いから」。

一方で自分の田舎イメージは祖母の家(三重県)ドド田舎で家に行くのに90歳近い婆さんが道から数十メーターの石の階段をあがり、バスが週に一本、道は山道グネグネ状態。ジャスコの発祥の地ではあるが、国道沿いがが栄えるのも地形しだいなのかもしれない。

角栄の列島改造で、駅前の魅力をなくしちゃった時点でこういう状況は運命づけられてたのかも。
駅前の商店街はバブル時代に道路を拡幅して一気に衰退したそうだ。

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