一週間でダラスの街角を変えた方法
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ダラスでアーティストとアクティヴィストが始めたタクティカルアーバニズムのレポート。
「Tactical Urbanism」の著者マイク・ライドンによる記事。
2010年にジェイソン・ロバートとアンドリュー・ハワードは人や自転車に対して優しくないダラスの都市計画に対して、路上を親しみやすいストリートライフの送れる場所にしようと、路上のポップアップイベントを2日間限定で始めた。コーヒーショップやフラワーショップ、子供のアートスタジオを開き、カフェチェアや照明などを持ち込んだ。さらにはDIYで自転車レーンの塗装も行なった。これらの活動は特別な許可を得られるようになり、アートフェスティバルやロードレースなどの様々なイベントが行われるようになった。これらの活動をベターブロックと呼んでダラスにとどまらず各地で活動を拡げている。(ベターブロックと呼ばれる街区をまとまりにしたプログラムは、コミュニティデザインの一種として1942年頃にはアトランタで始まっていた。)
市民ホールで行われるタウンミーティングや図上のシャレット、長時間かけて行われる議論の代わりに、短い時間で実際の場所で実践するこの手法は、素早く街の問題を解決する力がある。
バンクシーなどのグラフィティアーティストから影響を受けて、ゲリラ的に都市に介入する手法を取リ始めたとのコメントは、タクティカルアーバニズムのスピリットをよく表現しており、特筆すべきである。
How One Weekend in Dallas Sparked a Movement for Urban Change – Next City.
Story by Mike Lydon Anthony Garcia