tofubeats “SHOPPINGMALL”の孤独 – FNMNL
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FNMNL掲載のtofubeatsのインタビューより
tofubeats – ショッピングモールを揶揄してるように聞こえる曲じゃないですか。でも自分はショッピングモールで育ってるんですよ。最近、僕スタバとかによく行くんですけど、スタバがオシャレとかそんなんじゃなくて、チェーン店の方が落ち着くからなんですよ。個人経営の喫茶店とか行っても落ち着かないんですよ。それぞれ違うおもてなしの感じが逆に無理で、画一化されていた方が実は楽なんですよね。というのを曲にできないかなという感じだったんですよね。
tofubeats – チェーン店の話もそうだし、やっぱりそれしか摂取して育ってないから。懐かしさがチェーン店にしかないんですよ。喫茶店とかは大人になってから行くようになったからレジャーって感じなんですよね。
tofubeats – 今は中心部に出てきて、小さいお店とかのことを、僕も個人商店でやってることもあって、やっと分かってきましたけど、昔は、人はいっぱいいるけど人気はないショッピングモールが全てだったんで。大人になったらあの雰囲気はヤバい部分もあるんだなってわかるんですけど、どこかであれを求めてる部分があるんですよ。僕は例えば官公庁の近くとかのような場所じゃないと住めなくて。パキっとしたところ、整備されたところが好きなんですよね。それには抗えないものがあるんですよね。
– ショッピングモールが自然ってことですよね。
tofubeats – 僕にとっては変えがたい風景っていうか、それと家しかないんで。
tofubeats – あと話してて思い出したんですけど、”SHOPPINGMALL”を作ったきっかけとしてCDショップに行ったっていうのがあるんですよ。たくさんCDがあるのに欲しいCDはないし。自分が欲しいようなCDは元の在庫が全然なくて、CDショップの中でネットで注文するみたいな。そういう置き場のない気持ちをどうするのっていうのが最初のきっかけであったりしますね。小さいレコード屋が面白いから余計際立つんですよね。
– 大きいCDショップは大きい流れしか追えてないですよね。あんまり自分たちの判断がないというか。
tofubeats – 客が仕分けきれないものを判断して並べていくのがお店の役割じゃないですか。でもそんなこと言いつつ、僕もセブンプレミアムばっかり食べてるというのもあって。そういう話なんですよね。その矛盾はどうやっても乗り越えられないなっていう。
【Interview】tofubeats | “SHOPPINGMALL”の孤独 – FNMNL (フェノメナル)