テレカで電気を買う~公衆電話再生計画~
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屋外電源コンセントマップから、まだまだ都市に眠っているものがあるということが少し分かった。
携帯電話のおかげで、屋外電源には新たな使い道が発見できたが、そのまま実用化にはまだ問題がたくさんある。その一方で、携帯電話の普及によって衰退す るのは公衆電話である。公衆電話は誕生から百年を過ぎている。テレカの登場で80年代にピークに達した台数は約90万台あったが、現在では年々減少し約 70万台にまでなっている。これでは当然、赤字を出しているのだが、公益性のために台数は減らしても、設置箇所は減らせないらしい。
公衆電話もそれなりに頑張っているようで、委員会を組織してICカードやバリアフリー化はもちろん、通信機能を強化して、公衆電話をマルチメディア化させる案を提示している。地図などを検索できて便利そうだけど、、
携帯電話より百年先輩にあたる公衆電話には、電池の切れてしまった携帯電話に充電してやるくらいの、懐の大きさはないのでしょうか?公衆電話には基本的なインフラが揃っているので、電源コンセントを併設する。そうすればテレカで電気も買えるようになります。
電力とお金の回収機能から言えば、他にも自動販売機やパーキングメーターがあります。あるいはまったく別 のシステムで電源端末を設置する方法もあるでしょう。
青山原宿渋谷のポータルサイト「アオハラ」での連載「スクラップ&ビルド」「アーバンピクニック」に掲載されていた文章です。
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