有刺鉄線の哲学 オリヴィエ・ラザック
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オリヴィエ・ラザック(哲学者)
『有刺鉄線の政治史』(フラマリオン社、2009年)の著者。
Olivier Razac, Histoire politique du barbelé, Flammarion, coll.
«Champs essais», Paris, 2009 (1re éd. : La Fabrique, Paris, 2000).
訳:逸見龍生
監視ビデオカメラ、生体認証、セキュリティ用の様々な路上施設の時代に、有刺鉄線はもう時代遅れであるかに見える。だが有刺鉄線は世界中ではなお広汎に利用されている。強制収容所の記憶と結びついた西洋においては、限定された利用に留まっているにしても。その多様な使用形態、その代替物について調査を進めると、多くの事実が明らかとなる。
1308barbele http://www.diplo.jp/articles13/1308barbele.html.