都市を考える

On 2001/01/19 by Hidenori Kasagi

【この記事は17年以上前のものです。情報が古い場合があります。】

都市で遊ぶ

小さな頃って何をしていてもいろんな感動や発見があります。楽しく遊んでるからそういうものに触れられるんじゃないだろうか?ならば無邪気に都市で遊ぶってのはどだろう?最近のバラエティー番組を見ているとかなり都市遊びの参考になるものが多くて、たとえば左折だけでドライブしたり、区の境界線にテープを引いてみたり、鬼ごっこを街中でやったり、、決して遊園地に行かなくても都市は遊園地なんだということがわかります。

都市の間取り

LDKという家の呼び方があります。不動産屋ちらしのマンションは何LDKとか。これは部屋ごとを区切って、Lはリビング。Dはダイニングというふうに、表記する方法ですが、これを都市にも当てはめてみると、例えばコンビニは冷蔵庫、銭湯はお風呂、というように。コンビニの出現は大きく生活を変えました。冷蔵庫のかわりだったものが、今では公共料金の支払い、ATM、そして携帯電話の無料充電器など、あとに残るのはシャワーと寝る場所ぐらいで、家の機能がかなりコンビニに流れだしています。

ジベタリアン

コンビニの出現とともにジベタリアンも目立つようになりました。当時はまだうんこ座りと呼ばれていて、ヒッピーやヤンキー文化の延長線上にあると捉えられていたのですが、ヤンキーのそれが反抗的な姿勢と重なっていたのにたいして、90年代に出てきたコンビニ前のジベタリアンは、もっと骨抜きな感じがします。それはタバコをたむろして吸うためではなく、豊富なスナック菓子とコーラのためだったといわれています。コンビニがマーケティング上生活道路に出店し、照明も明るくランドマークとなっていたことも偶然ではありません。ジベタリアンはその後コンビニ前の熟成期間を経て、渋谷センター街など繁華街のど真ん中や電車のなかにも現われるようになります。まるでそこが自分の部屋のようにぺたりと座りこみます。

都市は、もう私たちの家と変わりはありません。

青山原宿渋谷のポータルサイト「アオハラ」での連載「スクラップ&ビルド」「アーバンピクニック」に掲載されていた文章です。
*アオハラ、aohara及びアオハラロゴは(株)アジアン カルチャー オーガナイズさんの商標です。


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