アーバンピクニックのための戦略会議

On 2001/01/10 by Hidenori Kasagi

【この記事は20年以上前のものです。情報が古い場合があります。】

このコーナーは都市をテーマに連載されていたスクラップ&ビルドの続編です。
アーバンピクニックでは状況を取材するだけでなく、もっと積極的に都市へ
提案を投げかけていきます。
第一回はアーバンピクニックのための戦略会議

都市ってなによ?

さっきから都市って言葉がたくさんでてくるけど、いったいなんなんでしょう都市って?
辞書をひいてみると、「ひとのたくさん集まる街」のような定義になっていますね。
我々、建築畑の人が都市を語る場合には、あたりまえですが建築を中心とした話になるし、行政がおこなっている都市計画というのも一般的には建蔽率とか日影制限など、建築物や道路などのハードに対して、操作を行っているようです。
しかし、もともと都市というのは、ハードよりも人が集まるとか、にぎわうという活動そのものが本質なんじゃないかな?「まちづくり」や「パターンランゲージ」もあるけど、、

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携帯電話を持って出かける都市

はじめてウォークマンで音楽を聞きながら街に出た時の感覚って覚えてます?これは街には限らないんだけど、全然景色が違って見えました。恥ずかしいけどドラマの主人公になったような気分。これも体験から見た都市の、確実な姿だと思うんです。あと同じ小さなメディアで言えば携帯電話はかなり都市を変えたんじゃないだろうか?これはちょうど高速道路のように目に見えるかたちではないけど、自動車が一般化して都市が変わったのと同じくらい大きいことです。たとえば、都市の中は人がたくさんいるけれど、基本的にはみんな知らない人ばかりで、結構孤独なんです。だけど携帯電話はいつでもだれかと繋がっていられる。場所を共有しなくても共同体がある。これは家などが持っていた安心感のかわりになっているはずです。そう考えると建築家も建物のことばかり考えていられなくなる。いや考えなくてもいいんだけど、逆に言えば建築家のほうがもっと携帯電話とかで都市を変えていける能力があるはずです。

都市にはまだ可能性がのこっている

いままで都市計画っていうと、何年もかかって道路を造るとか、大がかりなかんじだけど、小さなメディアで大きく都市を変えれるんじゃないのかな?あとコンビニみたいにどこにでも同じものがあって、凄く生活を支えているもの、これは店頭がすごいんじゃなくて、裏にある高度に情報化された流通システムに支えれれているんですが。ちょうど小さな針で身体のツボを刺激するみたいなことです。ただそれらが、以前の都市計画が目指していた経済の効率性やら交通量の制御なんかの目的ではないはずです。

ここでは、手探りで都市の身近な部分から可能性を掘り起こしていきたいとおもいます。そしてなにより都市を好きになるところから始めていきます。

>> 第2回

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