幻想の地名をめぐる1 ~東京の歌~
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ピチカートファイブが解散しましたね。と言ってもあまり詳しくありません。しかし漠然と「東京」というイメージがありました。おそらく東京という単語を使った歌もたくさんあったように思います。さらに昔は「渋谷系」などと呼ばれていた記憶もあります。
街や地名にまつわる音楽って結構あるみたいです。曲のイメージが街のイメージをつくったり、あるいはその反対など、、。戦後の曲で地名のついているものがどれだけあるか?調べてみました。まずアオハラの「青山」「原宿」そしてライバルになりそうな「新宿」「渋谷」です。※右表
新宿がなんと断トツです。しかし内訳を見ると、かなり古い曲に「新宿」が使われているようです。そして英語になると割合が多くなるのが「SHIBUYA」です。歌にしても渋谷よりSHIBUYAのほうがカッコイイのでしょう。なぜ青山、原宿の曲は少ないんでしょう?言い換えればなぜ新宿の曲がこんなに多いのか?新宿は歌にしやすい街なのか?気になります。
ところで、渋谷系以降に新宿歌舞伎町系というのがでてきました。言わずと知れた椎名林檎です。彼女は1998年デビューでアルバムを3枚リリースして、すべてヒットしています。彼女程に場所にまつわるアーティストは同世代ではいないんじゃないでしょうか?来週は椎名林檎ついてもう少し調べてみようと思います。
曲名における地名の数
青山→45
原宿→43
新宿→279
渋谷→51
参考:JASRAC作品検索サービス
青山原宿渋谷のポータルサイト「アオハラ」での連載「スクラップ&ビルド」「アーバンピクニック」に掲載されていた文章です。
*アオハラ、aohara及びアオハラロゴは(株)アジアン カルチャー オーガナイズさんの商標です。
[…] 先週は「新宿」がつく曲が他の地名に比べて多いことがわかりました。ではなぜ新宿は曲がたくさんあるのか?なんでアオハラ(青山-原宿)の曲は少ないんだ?ということで、とりあえず新宿歌舞伎町系の椎名林檎を分析することになってしまいました。 […]