ポルノ化する地方都市にモラルはあるのか – ボン兄タイムス
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ロードサイドのファミレスや小売店が、居抜きでアダルト系のリサイクル書店にリニューアルしているというエントリ。さらに大きい規模になって様々な商品を扱う業態を「お宝書店」と呼んでいる。また都市部に多かったビデオ鑑賞ショップもロードサイドに増え始めているという。
BOOK OFFが郊外でリサイクルショップHARD OFFを展開して行った流れにも近い。ロードサイドをフィールド・ワークしながら感じたのは、「お一人様」向けの業態が増加している傾向だ。以前はファミレス、ROUND1やカラオケだったものが、ラーメン店や牛丼、先のアダルト系ショップなどが増加している。これは郊外が家族の生活コストを下げるためにベッドタウン化していたのに対して、単身の低所得者の居場所になって来た徴候かもしれない。
いずれにせよロードサイドは離散的な線状の都市なのだから、盛り場も線の上に現れてくるのは自然な流れと言えよう。衰退した中心市街地でも、隠されて生き延びていた赤線地帯などは、ロードサイドに吸い取られついに息の音が止まるかもしれない。一方で衰退した中心市街地がポルノ化して活性化する群馬県太田市の例もエントリ中であげられている。
ポルノ化する地方都市にモラルはあるのか – ボン兄タイムス.