『ギー・ドゥボール —シチュアシオニストの地図製作法(漂流、心理地理学、状況、映画)』展

On 2017/05/30 by Urbaning

心理地理学的地図 naked city
挑戦的な展示企画を精力的に行っているギャラリー アサクサで、シチュアシオニストの中心人物ギー・ドゥボールの展覧会が開催される。

会期:2017年6月4日(日) – 7月2日(日) 土日月のみ開廊
VERNISSAGE 18:00 – 21:00 3 JUNE 2017
場所 アサクサ 東京都台東区西浅草1ー6ー16

アサクサは、フランス文学研究者でドゥボールの翻訳者木下誠氏の協力により、『ギー・ドゥボール —シチュアシオニストの地図製作法(漂流、心理地理学、状況、映画)』展を開催します。

大量消費社会の到来によって都市の姿が変形されていった1950年代のパリで、ギー・ドゥボールは近代の都市計画において無視されてきた情動的効果を探求するため、仲間たちとともにパリを漂流し、その結果を一連の心理地理学的地図作品として製作します。

この50年代の冒険は、後に『回想録』という転用書物と二本の中編映画作品によって再現されるとともに、スペクタクルの社会への根源的批判としてすでに作成されていた映像なき映画『サドのための絶叫』、1960年代の新たな政治芸術活動シチュアシオニスト・インターナショナルの経験を経て「状況の構築」理論を芸術的に実践した映画『スペクタクルの社会』、その政治的実践としての68年5月「革命」へとつながっていきます。

「新しい美は状況の美でしかありえない。」(『都市地理学批判序説』)ドゥボールの漂流も心理地理学的地図も転用も映画も、すべてはこの言葉を実践した「作品」として理解されうるでしょう。

本プロジェクトは、これらの「作品」を地図・書物の展示、および映画の上映によって総体的に体験すること目指しています。ドゥボールの文化批判における基本戦略は、以後のアヴァンギャルド理論を決定づけ、都市空間における能動的行動と社会関係を探求する今日のアーティストにも、絶大な影響を与えています。

www.asakusa-o.com/Guy_Debord.html


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