都市から地元住民が消える、バルセロナが鳴らす警鐘
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人口の6割は短期滞在の「流動的」な住民
「元いた人がいなくなって、もっと裕福な人たちと入れ替わるジェントリフィケーションとは違う」「歴史ある町の中心が空になろうとしている」
世界各地の都市で起きている同様の現象を研究する社会学者のダニエル・ソランド(Daniel Sorando)氏
「都市の中心部は金を生み出すための仕掛けとみなされて、労働階級はその外へ立ち退かされている」
人文地理学者のソコロ・ペレス(Socorro Perez)氏
「住む人のいない都市や死んだ地区」が結果的に生まれると話し、「都市は娯楽と消費の塊、いわば観光版ファストフードになっていく」